健康で快適な家
いい家の第1の条件
それはまさしく、人に優しい家です。
考えてみてください、1日の中で家にいる時間は何時間でしょうか。
人によって多少ちがうと思いますが、平均すれば12時間くらいになるのではないでしょうか。
12時間ということは1日24時間ですから、人生の半分を家で過ごすことになります。
その家が、人にとって優しい家かどうかは、とっても重要なはずです。
では、人にとって優しい家とは、どんな家でしょうか。
それはまさしく、人が健康で快適で安心して暮らせる、家です。
そのような家をつくるには、まずは素材選びが重要です。
それは無垢の木であったり、珪藻土などの塗り壁であったり、断熱材だって自然素材にする必要があります。
ようするに家全体を石油などから作られるような新建材でつくるのではなく、自然素材で作ってしまうのです。
自然素材から得られる直接的な効能やメリットは、思っている以上にたくさんあります。
まずは目で癒されます。
家に帰り見るもの全てが自然素材であれば、緊張もほぐれリラックスした状態で常にいられます。
ほとんどの病気はストレスからくるといわれているほどです。
また、無垢の木や珪藻土の壁は、湿度をコントロールする機能があります。
湿度が高く湿気が多いときは湿気を吸い、湿度が低く湿気が少ないときは湿気を放出します。高温多湿である日本において健康で快適な環境をつくりだすためには、湿度のコントロールは避けては通れないのです。
とは言っても、ただ単に自然素材を使って家を建てればいいかと言うと、そうではなところがやっかいなところです。
実は、自然素材といっても、実はピンキリです。
例えば、自然素材として代表的な珪藻土です。
珪藻土を構成する成分を確認すると、自然素材率が100%に近い珪藻土もあれば、自然素材率が50%以下という珪藻土もざらにあります。
(別の章で詳しくご説明します)
それと、自然素材は適材適所で使わなければ意味をなしません。
使用方法や使用箇所や使用する組合せを間違っては、せっかくの自然素材も満足に機能を発揮することができないからです。
質のいい自然素材を適材適所で使用してはじめて、人に優しい家である、健康で快適で安心して暮らせる家をつくることができるのです。