基礎はベタ基礎+α(プラスアルファ)
基礎はベタ基礎です。
ちょっと前に使われた営業トークですね。
でも、もう既にそんな時代は終わりました。
どこの会社もほとんどがベタ基礎が標準仕様になってます。
一部、ハウスメーカーは構造計算をして、布基礎のところもあります。
別に布基礎が悪いと言っているわけではありませんので、お間違いのないように。
ただ、ベタ基礎だからそれで大丈夫というわけではありません。
ベタ基礎だからと、ただ真っ平らに基礎を作ればいいというものではありません。
ベタ基礎にするにしても、きちんと構造計算をして作らなくてはいけません。
それが、国の指針でもあり、方針でもあります。
構造計算の結果、基礎の形状なり、鉄筋なりを考えて作らなくてはいけません。
ちょっと専門用語を使わさせて頂くと、地中梁を作る必要があります。
簡単に言うと、深(ふか)基礎部分を作って、より頑丈に基礎を作るのです。
写真で見るとこんな感じです。
普段、基礎工事は弊社でやりますが、たまに協力会社に頼むことがあります。
そうすると、その基礎屋さんは、こんなこと言います。
「太田建設さん、木造住宅だよね?」 基礎屋さんにしてみると、すごい基礎だからビルでも建つの?という意味です。
それくらい、一般的に基礎に対する考えが甘いのが現状です。
いくら上部の木構造部分を頑丈に作っても、基礎が悪ければなんの意味もありません。
家が完成してしまえば、それこそ分からない部分です。
断熱しかり、そいういう部分こそ、しっかり作るべきではないでしょうか。