飯田市の自然素材の家|注文住宅・外断熱の工務店 太田建設


セルロースファイバー断熱材

断熱材はセルロースファイバーという断熱材を使用しています。
日本の住宅で一番多く使われているグラスウールとは、比べ物にならないくらい性能が高いです。

 

しかも優れているところは、断熱性能ばかりではありません。
セルロースファイバーの機能や性能について、順をおってご説明させていただきます。

 

セルロースファイバー

 

■セルロースファイバーとは
まず最初にセルロースファイバーとは、なにからできているのでしょうか。
簡単にいうと、新聞紙を細かくしたものにホウ酸を混ぜ合わせたもの、それがセルロースファイバーです。

 

えっ そんなものが ??? と思われるかも知れませんが、なにを隠そう、そんなものがとても優れた機能をもっているのです。

 

■自然素材の断熱材の威力
なんといってもセルロースファイバーは、冬暖かく夏涼しい断熱材です。

 

セルロースファイバーは天然の木質繊維からなる、安心安全の断熱材です。
壁の中に入るからなんでもいいというという考えではなく、壁の中に入って後々メンテしずらい部分だからこそ、こだわる必要があります。

 

木質繊維からなるセルロースファイバーの特徴は、繊維が複雑に絡み合うことで、空気層をつくり、その空気層によって断熱効果を上げます。
そして、一本一本の繊維の中にも空気砲が存在していることも、断熱効果が高い理由のひとつです。

 

また、施工方法も充填吹き込み工法なので、壁の中に均一に断熱材を入れることが可能です。
壁の中には筋違いや電気のスイッチボックスなど、意外に凹凸がありますが、吹き込むことによって隙間にもしっかり断熱材を詰めることが可能です。

 

壁の中というスペースを有効利用する充填断熱工法は、吹き込み充填することで機密効果も上がります。

 

■防音性能
断熱材なのに防音?
と思われるかも知れませんが セルロースファイバーは細かい木質繊維が密度濃く充填されているため、音を吸収してしまいます。

 

家とは、とてもプライベートな空間です。
できれば、外の音は聞こえない方が良いし、家の中の音は外へ漏らしたくない、そう思うのが当然です。

 

セルロースファイバーは工場などの防音に使用されている他、アメリカなどでは空港周辺の住宅の防音材として認められているほどです。

 

健康を保つためには安眠が不可欠ですし、音によるストレスも体に良くありません。

 

実際に太田建設のお客様でも、高速道路沿いに家を建てられたお客様がおられました。
家を建てる前は、高速道路の車の音を心配していました。

 

でも、セルロースファイバーの防音効果のお蔭で、なんにも気にならないと喜んでおられました。

 

■防虫効果
みなさんホウ酸団子ってご存知でしょうか。
ゴキブリやダニなどの害虫を寄せ付けないようにする、あのホウ酸団子です。

 

セルロースファイバーにはホウ酸が含まれているため、白アリ・ゴキブリ・ダニ・ネズミなど害虫を寄せ付けません。

 

そうかといって、人間にも危険かと言えば決してそうではありません。
ホウ酸とは、海水や土壌など自然界に広く分布している物質です。

 

眼科の殺菌洗眼にも幅広く使用されているほど、ホウ酸の殺菌力は安全なのです。
また環境にも優しいため、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられています。

 

■防火性能
セルロースファイバーは新聞紙を細かくしてホウ酸を混ぜ合わせたものです。
新聞紙ということは、火に弱い! とご心配される方もいると思いますが、ご心配は無用です。

 

ホウ酸は物に吸着すると、一瞬にして相手から水分を奪う性質があります。 逆に吸着した物(ここでいうセルロースファイバー)が水分を失うと、水分を相手に戻す性質があります。

 

ようするに、新聞紙が燃え水分を失うと、ホウ酸がセルロースファイバーに水分を補給するのです。
その結果、セルロースファイバーは表面が炭化するだけで燃え広がることはありません。

 

■最後に
なんでこんないいことづくめの断熱材が世の中で広く使われないのでしょうか。
(実際にはここ最近でかなり増えてきましたが)

 

それは家のつくり手側の都合によるものなのです。

 

施工するのに大変なので、金額が高いなどの理由をつけてお客様にすすめません。
でも、セルロースファイバーにしたからといって、そんなに金額があがるわけでもありません。

 

いろんな工夫と努力は必要ですけど・・・ とにかく総合的に考えて、断熱材はセルロースファイバーに限ります。

基本仕様