家を建てようと思った時、セルロースファイバーの断熱に興味があったので、まず太田建設さんの新築住宅見学会に行きました。でも、それ以外にも、こだわりのある建築方法があって、それをしている業者さんへ先に実際の打合せをしたのでした。その業者さんとは、予算や家族構成、使い方などを伝えて設計してもらい、話を煮詰めて煮詰めた挙句、予算を大幅にオーバーで見積もられました。そこからは希望を詰め込んだ内容を予算に合わせるべく、そぎ落としの打合せばかり。夢のなくなっていく我が家の設計に我慢ができなくなって、あらためて太田建設さんを頼ったのでした。

初めて相談に行った日の30分もしないうちに最初の見積書が出来上がって来ました。ホントにこれで大丈夫？ちょっと心配ではありました。建築費用の中身がどうなっているのか、考えてもわからないことばかりなので、とにかく自分の夢とわがままを詰め込むことに専念しました。窓の大きさ、形、数。扉の形、種類。コンセントの取付位置、数量。ニッチは付けれる限りの箇所。クローゼット、下駄箱、テーブルなどの作り付け。1.75間×1.75間の寝室の間取り。こだわりのデザインのトイレと洗面所。究極は建築中の現場で、ペチカのレンガを積ませてもらいました。しかも、手伝ってもらって。

限られた予算、20坪に満たない小さな我が家。でも、こだわったデザインと設備で、夢とわがままを充分に詰め込んで、応えていただきました。

引き渡しから1ケ月程が経過しました。妥協少なくこだわった我が家は、もちろん申し分のない住み心地です。断熱と蓄熱に優れた家はペチカとの相性が大変良くて、売木村の厳しい冬の寒さをものともせず、帰宅した時は暖かく迎えられ、素足で木肌を感じています。太田建設さん、願いをかなえていただき、本当にありがとうございました。